2026/09/02
【活動報告】第3回「ARGOS PHYSICAL EXPERIENCE」開催|U12〜U15が学ぶ「速く動くための感覚づくり」
※定員に達し次第終了とさせていただきます
開催内容詳細
ARGOS SPORTS ACADEMYは、2026年8月29日(土)、大分を中心に活動されているカティオーラフットボールクラブ様のU12〜U15年代の選手たちを対象に、第3回「ARGOS PHYSICAL EXPERIENCE」を開催いたしました。
今回のテーマは、「速く動くための感覚づくり」。
当初は「アジリティ」をテーマにトレーニングを行う予定でしたが、ウォーミングアップや選手たちの動きを確認する中で、まずはより基本的な「速く動くために身体をどう使うのか」という部分から取り組むことが大切だと判断し、内容を組み立てながらセッションを進めていきました。
今回は、アジリティの動作そのものを繰り返し練習するのではなく、「見る・感じる・力を伝える・身体を押し出す」といった感覚を一つずつ積み重ね、最後に実際のスプリントへつなげていくトレーニングを実施しました。
■「アジリティ」とは、ただ速く足を動かすことではない
サッカーの現場では、「アジリティがない」「アジリティを高めたい」といった言葉を耳にすることがあります。
今回も、選手や指導者の方々から、アジリティを強化したいという声をいただいていました。
しかし、アジリティとは、単にラダーで素早く足を動かしたり、ステップを上手に踏んだりすることだけではありません。
その前に大切なのが、「そもそも速く動くとはどういうことなのか」「速く動くためには身体をどのように使えばいいのか」という感覚を身につけることです。
そこで今回は、アジリティの動作そのものを練習するのではなく、その土台となる「速く動くための身体の使い方」を感じてもらうことを目的にトレーニングを行いました。
■まずはウォーミングアップで身体の状態を確認
セッションの序盤では、さまざまな動きを取り入れながらウォーミングアップを行いました。
選手たちの身体の動きや姿勢を確認しながら、これから行うトレーニングに向けて身体を準備していきます。
工藤コーチも一人ひとりの動きを確認しながら、必要に応じて姿勢や身体の使い方を伝えていきました。
■テニスボールを使って「見る・感じる・動く」
ウォーミングアップ後は、テニスボールを1人2個使用したトレーニングを行いました。
歩きながら、さまざまな方向や方法でボールをキャッチしていきます。
視覚から入ってくる情報を捉えながら身体を動かすことで、視野や目と手の協調性、空間認知などを刺激し、「見る・感じる・動く」という感覚を引き出していきました。
一つのことだけに集中するのではなく、目で見た情報を捉え、その情報に合わせて身体を動かす。サッカーをはじめとするスポーツにもつながる、重要な感覚の一つです。
■ジャンプを通じて「力を伝える」感覚を身につける
続いて、ジャンプ動作へと移行しました。
ここで意識したのは、単純に高く跳ぶことや速く跳ぶことではありません。
「どのように力を加えると身体が動くのか」「地面から受けた力をどのように次の動きへつなげるのか」という感覚を確認しながら、両足での連続ジャンプやケンケンなど、さまざまな動作へつなげていきました。
地面に力を加え、その反力を受けて身体を動かす。この感覚は、ジャンプだけでなく、その後の走る・止まる・方向を変えるといった動作にもつながります。
■チューブを使って身体を前へ押し出す感覚を確認
さらに、トレーニングチューブで身体に負荷をかけ、前へ押し出していく動きにも取り組みました。
後方から抵抗がかかる状態で前へ進むことで、どのように身体を使えば前方向へ力を伝えられるのかを確認していきます。
速く動くためには、ただ足を素早く動かすだけではなく、身体の位置を感じ、地面へ力を伝え、その力を前方向の動きへつなげることが重要です。
■最後は「動き出し」からスプリントへ
セッションの最後は、それまでに行ってきた「見る・感じる・力を伝える・身体を押し出す」という要素を、実際の動き出しからスプリントへとつなげました。
一つひとつのメニューを別々のトレーニングとして終わらせるのではなく、それまでに感じた身体の使い方を、最終的に「走る」という実際の動作へつなげていきます。
「速く走ろう」と意識するだけではなく、それまでに確認した感覚を使いながら身体を前へ運ぶ。選手たちは繰り返し動きながら、自分自身の身体の変化を確かめていました。
■「速く動くための感覚」がアジリティの土台になる
今回は、「アジリティを練習する」ことそのものを目的とはせず、その土台となる「速く動くための感覚」を一つひとつ積み重ねていきました。
速く動くためには、身体の位置を感じ、地面へ適切に力を伝え、その力を次の動きにつなげていくことが重要です。
今回積み重ねたのは、
・視覚から入る情報を見る
・自分の身体の位置や動きを感じる
・地面へ力を伝える
・受けた力を次の動作につなげる
・身体を前方へ押し出し、スプリントにつなげる
といった「速く動くための感覚」です。
こうした感覚が身についていくことで、今後の加速・減速・方向転換・切り返しなど、サッカーに必要となるさまざまなアジリティ動作にもつながっていきます。
■第3回「ARGOS PHYSICAL EXPERIENCE」を終えて
第3回となる今回は、「速く動くための感覚づくり」をテーマに、ウォーミングアップからテニスボール、ジャンプ、チューブトレーニング、そしてスプリントまで、段階的にトレーニングを行いました。
今回はこれまでのような「体験」という位置づけから一歩進み、選手たちの動きを見ながら、必要となる身体の使い方を実際のトレーニングとして積み重ねていくセッションとなりました。
ARGOS SPORTS ACADEMYでは、競技技術だけを高めるのではなく、その土台となる身体の感覚や基礎運動能力にも目を向けながら、ジュニア年代の選手たちの成長をサポートしていきます。
暑い中、最後まで集中して取り組んでくれたカティオーラフットボールクラブの選手の皆様、そして開催にご協力いただいた関係者・保護者の皆様、誠にありがとうございました。
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